このページでは、日本語はもちろん英語や中国語など様々な言語で利用できる多言語対応券売機について、特徴や導入メリットを解説しています。
多言語対応券売機とは、日本語だけでなく英語や中国語、韓国語といった複数の言語で利用できる券売機です。日本語が不得意な外国人でも安心して利用できるため、国際化が進む現代ではメリットを期待できる多機能タイプの券売機となっています。
多言語対応券売機には、液晶画面に複数の言語が並べて表記されるものや、最初に任意の言語を選択して表示方法を統一するもの、またボタン式の券売機で日本語と英語を表記するものなど、様々なパターンが考えられます。
券売機のタイプや性能、デザインによって価格や操作法が変わるため、多言語対応券売機を導入する場合は、そもそもどういう目的や用途で導入したいのかを明確にした上で、製品の比較検討を進めることが大切です。
多言語対応券売機の中には、他にも複数の機能を搭載している多機能型の券売機もあります。あるいは、多機能型券売機が持っている特徴の1つとして多言語対応があるともいえるでしょう。
多機能型の券売機にもまた様々なメリットがあるため、多言語対応券売機を導入する際の条件やニーズと合わせて、そもそもどのような券売機が望ましいのかじっくり考えるようにしてください。
多言語対応券売機の最大のメリットが、日本へ訪れた外国人観光客や、日本で暮らしている在日外国人のインバウンドニーズに応えられるという点です。
例えば英語や中国語、韓国語など日本を訪れる外国人観光客の多くが利用している言語に対応していれば、それだけ観光客にとって利用しやすい環境となり、多言語対応券売機を導入していることが直接的なアピールポイントになることもあります。
また、日本には外国からの観光客だけでなく、留学や就労を目的として多くの外国人が訪れており、そういった人々にとっても多言語対応券売機があれば安心して暮らしやすい環境を整えられることは重要です。
そのため、公共機関や教育機関だけでなく、外国人労働者を多く雇用するような企業や、そのような企業が近くにあり外国人の客も多く訪れる飲食店などにとっても、多言語対応券売機の導入で顧客満足度向上につなげられる可能性があるでしょう。
日本語しか使えない従業員にとって、日本語を話せない外国人への接客応対はとても大きな負担となりがちです。また、近年はスマホアプリなどで翻訳機能を有するものも多く登場していますが、そのようなツールを活用できたとしても、わざわざ不得手な言語話者に対応することは通常の業務よりもストレスになることが多いと考えられます。
多言語対応券売機があれば、従業員はそのまま券売機へ案内するだけで良いため、接客にかかる時間や対応ストレスを大幅に削減することが可能です。
加えて券売機に商品情報やサービス内容などを合わせて表示しておけば、改めて説明する手間も省けます。
多言語対応券売機を導入したことで、当たり前のように外国人の利用者が訪れる環境を整えられれば、日本人だけでなく外国人もターゲットにした事業展開を考えていくことも可能になります。
外国人への苦手意識をなくすことで、日本人向けのサービスに加えてグローバルなサービスを日常的に提供できるようになれば、国際化が重視されているこれからの社会において新しいビジネスチャンスの獲得にもつながるでしょう。
多言語対応券売機の中には、画面表示だけでなく音声でも説明してくれるものがあります。
音声案内の多言語対応券売機であれば、券売機に慣れていない高齢者や初心者でも安心して活用できそうです。また、同時に視覚が不自由な人など肉体的ハンデを抱えている人でも使いやすいよう、ユニバーサルデザインを意識したモデルを選択することもできます。
多機能型券売機として多言語機能を備えている券売機の場合、必要な機能をインバウンドニーズに合わせてカスタマイズできることも特徴です。
多言語対応はもちろん、POSシステムとの連動や顧客データの収集、分析といった機能を活用することで、より高密度な事業戦略をプランニングできる環境が整います。
特に外国人観光客などを相手にする場合、キャッシュレス決済に対応できる環境は有効といえます。
多言語対応券売機が対応できる言語の種類やレベルは、券売機の種類やメーカーによって様々です。そのため、日本語と英語にしか対応していない券売機があれば、数多くの言語に対応している券売機もあり、必要な言語を正しく見極めた上で製品を選択することが必要です。
日本人の中には「外国人は全員が英語を使える」と考えている人も少なくありませんが、むしろ全世界規模で見れば英語以外の言語を母国語や公用語としている外国人は大勢います。そのため、自社のサービスを利用する人の多くが英語以外の言語話者であった場合、日本語と英語だけに対応した券売機を導入してもあまりメリットはないかも知れません。
また、表示可能な言語の種類やレベルが充実するほどにコストが高くなっていくことも重要です。
必要な言語や機能をきちんと考えて、適切にコストメリットを計算することが、多言語対応券売機の導入に欠かせない要素といえます。
多機能型の券売機はメリットが多いものの、それに日常業務が依存していると、いざ券売機に不具合が生じた時に業務が停滞しかねません。また、再び券売機を使えるようになるまで業務の負担が増大することも問題です。
券売機は機械であり、絶対に壊れないという保証はありません。しかし、万一のトラブルが起きた際に速やかな対応をしてくれるのか、また修理やメンテナンスにかかるコストはどの程度なのか、導入前に保守サービスの内容などを詳しく確認しておくようにしてください。
このメディアでは、多言語対応の券売機を含め、さまざまな券売機のメーカーを紹介しています。TOPページでは利用する目的に合わせてオススメの券売機メーカーを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅300mm、奥行き250mm、高さ590mm
タッチパネルサイズ:15.6インチ
ブレインのK2は4ヶ国語に対応した、タッチパネル型の券売機です。現金決済のほか、クレジットカードや二次元コード決済、交通系ICなど幅広いキャッシュレス決済にも対応。さらに、商品価格や画像などの変更が簡単に行える点、売上情報をさまざまな観点から分析可能な点、リアルタイムでの売り上げ確認ができる点などの特徴があります。

種別:タッチパネル式
サイズ:タワーモデル:幅495mm、奥行き320mm、高さ1510mm
カウンターモデル:幅495mm、奥行き340mm、高さ675mm
タッチパネルサイズ:22インチ
縦型22インチのタッチパネル式券売機です。「カウンターモデル」と「タワーモデル」の2種類が提供されており、「完全キャッシュレスにしたい」という希望にも対応が可能。クレジットカードや電子マネー、流通・交通系IC、ペイ決済、QR決済に対応しています。さらに、飲食店経営に必要なデータをネットワーク上で管理可能になるクラウドサービス「Delious」が提供されています。

種別:タッチパネル式
ボタン数:-
サイズ:650(W)×300(D)×1,450(H)mm(突起部を除く)
使用可能な紙幣:VT-T21M(高額紙幣タイプ)一万円、五千円、二千円、千円 / VT-T21V(低額紙幣タイプ)二千円、千円
消費電力:VT-T21M(高額紙幣タイプ) 定格(最大) 231/231W 待機時 95/95W(50/60Hz)
VT-T21V(低額紙幣タイプ) 定格(最大) 131/131W 待機時 85/85W(50/60Hz)
券職人は、22インチのワイド液晶を搭載したタッチパネル式の券売機です。メニュー画像やメニューボタンを大きく見せることができるため視認性と操作性が高い点がポイント。メニューのサイズや位置のレイアウトは自由なので、売れ筋メニューや新メニューなどを効果的にアピールすることも可能です。また、一万円・五千円・千円各紙幣のリサイクルユニットを搭載しているため、紙幣の途中補充・回収の手間を削減します。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅650mm、奥行き300mm、高さ1450mm
タッチパネルサイズ:15.6インチ
大型のタッチパネル(22インチ)を採用している券売機なので、料理をイメージしながら注文することが可能です。待機時に販促用の画像や動画を表示させておくことも可能。また、紙幣の売上金を数えながら回収できるので、数え間違いの防止や不正のリスクを回避できます。日常的な使い方や、設定を変更した際に確認できるオリジナルの簡易マニュアルを付属しています。

種別:タッチパネル式
ボタン数:9,999口座(フリーレイアウト)
サイズ:縦置型/幅650mm、高さ1596mm、奥行300mm
使用可能な紙幣:2,000円/1,000円
消費電力:101/101W(50Hz/60Hz)
縦型・27インチのタッチパネル式券売機です。販売ボタンは自由にレイアウトができ、写真入りのボタンを使用することも可能です。さらに音声案内にも対応しているため、券売機に慣れていないお客様もサポート。待機中には全面・販売中は任意のエリアを使用してサイネージとしての利用もできます。クレジットカードや電子マネーにも対応しています。

種別:タッチパネル式
ボタン数:-
サイズ:650(W)×300(D)×1,450(H)mm(突起部を除く)
使用可能な紙幣:VT-T21M(高額紙幣タイプ)一万円、五千円、二千円、千円/T-T21V(低額紙幣タイプ)二千円、千円
消費電力:
VT-T21M(高額紙幣タイプ) 定格(最大) 231/231W 待機時 95/95W(50/60Hz)
VT-T21V(低額紙幣タイプ) 定格(最大) 131/131W 待機時 85/85W(50/60Hz)
フリーレイアウトメニュー表示ができる22インチワイド型のタッチパネルディスプレイを搭載。おすすめメニュー表示や追加の誘導、クーポンや割引などの対応が可能です。 音声ガイダンスとアニメーションを使用して、操作手順の案内や釣り銭取り忘れの注意喚起などを行うこともできます。投影型静電容量方式を採用しているため、水滴などを原因とする誤動作が少なくなっています。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅350mm、高さ425mm、奥行205mm
使用可能な紙幣:ー
消費電力:30w
カウンター周りやレジ付近などにも導入可能なコンパクト設計で、導入のしやすさがポイント。さらに、クレジットカードやバーコード決済などキャッシュレス決済に対応しているため、スピーディーな会計につなげられます。購入のほか、リースやレンタルの形でも導入が可能。また、インターネット経由でメニューの更新ができ、割引やキャンペーンにも対応します。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅440mm、高さ745mm、奥行325mm
使用可能な紙幣:1,000円
消費電力:AC100V/約23W
小型でスタイリッシュなデザインが印象的な券売機・精算機。写真でメニューの表示が可能なので商品が選びやすいことに加えて、サイドメニューをポップアップで表示することで購買意欲を促進します。クレジットカードや電子マネー、QR決済に対応していることに加えて、インターネットで売り上げ管理ができる点もポイントといえます。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅600mm、高さ1600mm、奥行270mm
使用可能な紙幣:1,000円、5,000円、10,000円
消費電力:AC100V50/60Hz
アミューズメントパークや温浴施設、理美容室、飲食店など幅広い業種に対応可能な券売機です。メニュー画面のデザインは、初回導入時に施設や店舗の運用に沿ったデザインを含めた提案を行ってくれます。また、トッピングや好みの選択など、来店した人の嗜好に合ったメニューの設定を行えるため、平均単価の向上が期待できます。

種別:タッチパネル式
サイズ:幅550mm、高さ950mm~1100㎜(可変)、奥行450mm
使用可能な紙幣:1,000円、2,000円、5,000円、10,000円
消費電力:100W
奥行き45mとコンパクトサイズであり、カウンターに合わせた高さ調整が可能。フロントやそこまで広さがないロビースペースへの設置も行えます。わかりやすい画面表示に加えて、操作部のLEDが点灯することによって操作をサポートするため、スムーズな操作ができます。自動精算機内の現金は、鍵付きのカセット内に収納されます。
長野県木曽郡で営業している「好日珈琲」では、液晶タッチパネル型の多言語対応券売機を、さらに自社の内装イメージに合わせてカスタマイズした上で導入しています。周辺エリアは外国人の多い地域で、古民家を改装してオープンしたカフェは外国から訪れる観光客にも注目されており、幅広い人を顧客として取り込める環境は魅力的です。
参照元:券売機JP(https://kenbaiki.jp/lp_tagengo_lcd/)
宮城県の仙台駅にある立ち食いそば店「立ちそば処杜」では、多種多様な利用者が訪れる駅構内という立地環境に合わせて、多言語対応券売機を導入しています。同店ではボタン式の券売機を採用しており、メニューボタンに日本語と英語を併記することで多言語に対応。コストを抑えながら多言語対応券売機を導入している成功例といえるでしょう。
参照元:券売機JP(https://kenbaiki.jp/lp_tagengo_lcd/)
多言語対応券売機は、導入企業にとって対外的にも対内的にも多くのメリットを得やすい反面、種類や特徴が多岐にわたっており、確実にメリットを最大化しようと思えば事前の比較検討が不可欠です。
まずは自社のニーズや利用環境を十分に想定して、コストやメリットのバランスを考えていきましょう。
券売機の導入は、人件費削減や業務効率化、キャッシュレス対応を目的とする店舗が多いでしょう。重要なのは、これらの条件を満たしながら、さらに自店舗に適した券売機を選ぶことです。ここでは、省スペース・多店舗・売上管理といった、目的別に3つの券売機メーカーをピックアップ。ぜひ参考にしてみてください。

離島・遠隔地を除き、
通常の場合最短2~3営業日

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