公開日: |更新日:
このページではタッチパネル式の券売機を導入するメリットやデメリットについて、まとめて解説しています。
タッチパネル式の券売機は、画面に表示された内容に従って操作しやすく、券売機の利用に慣れていない人でも直感的に操作しやすいことがメリットです。また、様々なメニューやサービスについて画像や視覚情報を併記しながら案内できるため、内容説明を同時に行えることもポイントです。
機種によっては音声案内機能を搭載しており、より一層の利便性を追求できます。
システムの種類によっては英語や韓国語、中国語といった多言語対応機能を搭載していたり、POSレジ・POSシステムと連動させることが可能になったりといったメリットもあります。
多機能型のタッチパネル式券売機は、導入コストが高額になる傾向にあるものの、得られる機能や期待できる効果を考えれば、結果的にメリットの方が上回るというケースは少なくありません。
また、受注管理プログラムや売り上げ管理システムなどと連動させることで、事務作業を円滑化してヒューマンエラーを予防しやすくなることも重要です。
タッチパネル式券売機の画面に表示する内容やボタンの大きさは、パソコンや専用ソフトなどを使ってカスタマイズすることが可能です。そのため、設置環境や利用者に合わせたパフォーマンスを追求できる上、メニューやサービスの刷新時にも対処しやすいことが特徴です。
また、期間限定キャンペーンなどアピールしたい内容を強調しやすい点も見逃せません。
バージョンアップによってシステム更新が可能な機種の場合、2021年11月からの新五百円玉発行や2024年からの新紙幣の流通開始、さらに税制改正など、様々な制度変更に際してもスムーズに対応できます。
定期メンテナンスやバージョンアップについて保証対象となっている場合、無料で機種の更新を行えることも強みです。
現金決済だけでなく、クレジットカード決済や電子マネー決済、アプリ決済といった複数の決済システムに対応しているタッチパネル式券売機も増えています。
その上、バージョンアップや設定変更によって決済方法を追加していける可能性もあるでしょう。
タッチパネル式の券売機を導入することで、店として新しいシステムに対応しているというイメージをアピールできることもあります。
新しいシステムや機器を取り入れているという工夫が必ずしもプラスになるとは限りませんが、店のイメージや経営方針と上手にマッチングさせることで、券売機の存在が顧客へのプロモーションとして役立つでしょう。
操作履歴や精算履歴がデータとして蓄積されており、トラブルやクレームが発生しても取引をさかのぼって原因を追及しやすい点はメリットです。
一般的に、タッチパネル式の券売機の方がボタン式の券売機よりも高額になりがちです。また、バージョンアップなどメンテナンスに関するランニングコストがかかることもあり、初期費用など現金支出の金額だけで見ればボタン式の方が優れている場合もあるでしょう。
画面が汚れたり、液晶の一部が割れたりすることで、画面全体の操作性や視認性が悪化するといった点もデメリットです。
また、壊れた券売機があれば店舗としてマイナスイメージにつながるリスクもあり、定期的なメンテナンスやケアを怠ることはできません。
破損した券売機を修理しようとした場合、タッチパネル式の券売機の方がボタン式の券売機よりも修理コストが高くなります。また、修理期間が長くなるといったリスクもあり、代替機の用意などについても検討しなければなりません。
タッチパネル式券売機では物理ボタンが存在せず、指の感触に頼って操作することができません。そのため、視覚障害者にとってはボタン式券売機の方が使いやすいケースもあります。
カスタマイズ性や機能性が優れており、アイデア次第で活用法を追求しやすい点はタッチパネル式券売機の大きなメリットです。しかし、導入前に目的や環境を考慮した上で製品を比較検討しなければ、メリットよりもデメリットが目立ってしまうこともあります。
タッチパネル式券売機にもボタン式券売機にも、それぞれメリット・デメリットがあるもの。どちらが優れているという考えではなく、目的別に適切なものを検討することが大切なのです。
券売機の製造・販売を行っている会社を13社調査し、「2021年の500円改鋳に対応&導入事例が豊富な3社」をピックアップ(※)。その3社の券売機を費用の安さと機能性で比較してみました。導入事例はホバー(スマホはタップ)すると詳細が確認できます。
※公式サイトに500円改鋳への対応を表記し、導入事例を公式サイト上で公開し、かつ参考価格を公式サイトやポータルサイトに公開している3社。価格は2022年2月時点のものです。