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映画館などの娯楽施設で券売機を導入する際の注意点について、導入するメリットや選び方、導入事例、注意するポイントなどをご紹介します。
映画館をはじめとした娯楽施設では、必要に応じて精算業務が必要となりますが、従業員の役目は他にも様々なものがあり、限られた人数で顧客満足度を高める上で効率的な人材マネジメントは不可欠です。
券売機を導入することで自動精算を業務に取り入れることが可能となり、従業員の負担を軽減しやすくなるだけでなく、顧客対応など他のサービス品質を向上させることが可能となります。
精算業務の負担を減らせるようになれば、その分だけ従業員の配置や人数についても見直せるようになり、人件費といったコストの削減も考えられます。
券売機の導入については、設置にかかる初期コストやメンテナンスなどのランニングコストがかかりますが、それでも将来的な人件費の合計と比較すればコストメリットを得やすいといえるでしょう。
映画館や娯楽施設の利用者には様々な人がおり、中にはコミュニケーションが苦手な人や、聴覚にハンデを抱えている人がいるかも知れません。
接客を兼ねた有人対応によるメリットもあるものの、ダイバーシティを意識した券売機であればスムーズかつ分かりやすい精算案内や商品案内を行えるため、結果的に顧客のニーズへ寄り添いやすいことも重要です。
POSレジ・POSシステムと連動している券売機を導入することで、売り上げのデータ管理などを一元化して、事務処理や経理業務を簡便にできることもメリットです。
また、サービス内容の利用状況を比較・分析して、経営戦略へ活かすこともできます。
電子決済に対応した券売機や、システムをバージョンアップできる券売機であれば、新しい決済方法にも対応しやすくなります。2021年11月から新五百円硬貨が、2024年度からは新紙幣の流通も予定されており、将来的な業務効率化を考えていけることも魅力です。
英語や韓国語、中国語など様々な言語に対応した券売機によって、外国人観光客にも安心してサービスを提供できるようになります。
券売機の購入ではリース契約や分割払いを利用できることもあり、初期コストを抑えて導入できることもポイントです。そのため、性能や機能に妥協することなく、メリットを追求しやすいことは重要です。
映画館を始めとする各種娯楽施設では、基本料金の他に、団体客や割引券、クーポンなどさまざまな価格設定への対応が必要です。
基本的なメニューが少なく、入場者数もさほど多くない施設なら、ボタン式で十分というところも多いでしょう。ボタン式は価格が安く、導入しやすい点でも喜ばれています。
一方で、ボタン式ではメニューの柔軟なカスタマイズが難しく、軽減税率にも対応できません。館内でさまざまなサービスを提供している施設などでは、タッチパネル式がおすすめです。タッチパネル式は機械本体の価格は高いですが、さまざまな決済方法・多言語に対応できる上、料金を分かりやすく表示したり、時間帯によって価格表示を変えるなど、画面を柔軟にアレンジすることで戦略的な販売(運営)を可能にしてくれます。
また、ゲートシステムとの連動によって、人数制限など快適な施設内誘導を行うことも、タッチパネル式なら可能です。
価格が気になる方は、中には50万円台のタッチパネル型もありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
導入機種 | 記載なし |
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メーカー名 | NEC |
導入機種 | FMC-27VA |
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メーカー名 | BOSTEC |
導入機種 | TX-FX |
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メーカー名 | Fujitaka |
映画館など娯楽施設で券売機を導入する場合、提供しているメニュー数が少ないならボタン式、多いならタッチパネル式がおすすめです。特に、タッチパネル式は、キャッシュレス決済や多言語対応などさまざまな機能を備えている上、入場ゲートシステムなどと併せて利用することで、混雑緩和や行列防止などを行うことも可能です。
施設のサービスと照らし合わせて、ぜひピッタリの券売機を導入して下さい。ただし購入の際は、2021年の500円玉改鋳、2024年の新紙幣発行も視野に入れて、新品の購入をおすすめします。
券売機の製造・販売を行っている会社を13社調査し、「2021年の500円改鋳に対応&導入事例が豊富な3社」をピックアップ(※)。その3社の券売機を費用の安さと機能性で比較してみました。導入事例はホバー(スマホはタップ)すると詳細が確認できます。
※公式サイトに500円改鋳への対応を表記し、導入事例を公式サイト上で公開し、かつ参考価格を公式サイトやポータルサイトに公開している3社。価格は2022年2月時点のものです。