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このページでは、券売機を活用してゲートシステムを作るメリット・デメリットや、券売機でゲートシステムを構築する際の注意点などをまとめて解説しています。券売機の導入メリットなどを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
券売機を使った入退場ゲートシステムとは、券売機で購入できるチケットがそのまま入場ゲートにおいて通行証として利用できる管理運用システムです。
例えば映画館や遊園地など、様々な有料施設では入退場がゲート化されていることも多く、あらかじめチケットやパスなどを持っている人しかゲートを通って中へ入れません。しかしチケットの確認にスタッフを配置すれば人件費が発生したり、確認作業に手間がかかったりすることもあります。
券売機による自動発券システムと、ゲートにおけるチケット自動認識システムを併用することで、利用者の入退場を自動的に管理することが可能です。
券売機を使ったゲートシステムを導入すべきかどうか、まずメリットとデメリットの両方を把握した上で、自社のニーズに照らし合わせて考えることが大切です。
入場時のチケットの発券や確認をシステム化することで、ゲートに配置するスタッフを省略することが可能となり、結果的にスタッフの業務負担の軽減や人件費の節約といったメリットにつなげられます。
ゲートでスタッフが来場者に接する必要がなくなり、確認作業を迅速化できる上に、感染症対策など様々なニーズを追究していくことが可能となります。
入場チケットを券売機で販売するため、スタッフが直接にお金を預かったり触ったりすることもありません。また、それに伴って釣り銭間違いなどの金銭トラブルを防止することが可能です。
券売機やゲートシステムを導入するため、どうしても初期コストがかかってしまうことを避けられません。また、システムが安定して動作しているか、定期的なメンテナンスなどによってチェックしなければならず、ランニングコストも発生します。
入場ゲートからスタッフがいなくなることで、イレギュラーな事態へ対処しづらくなるリスクがあります。
そのため、リスク管理として最小限のスタッフは配置しておくことが重要です。
システムや機械が突然に故障してしまった場合、入退場を管理できなくなってさらに大きなトラブルへ発展していく恐れもあります。
券売機を使ったゲートシステムの中でもシンプルな形をしているのは、簡易ゲートを活用したものでしょう。
簡易ゲートシステムは設置工事が不要で、移動可能な簡易式のゲートを活用した製品です。設置場所と電源さえあれば直ちに設置して運用を開始できる上、撤去時もスムーズに行えることから、期間限定のイベントや一時的なゲート設営などに適しています。また、通路幅の狭い場所にも利用できるため、常設型のゲートシステムでは大きすぎて設置できないといったケースでもおすすめです。
回転アーム式ターンゲートとは、人の通る部分が回転式のバー(棒)によって制御されているシステムです。入退場の人の流れに合わせてバーが回転するため、比較的安全性が高く、老若男女が利用する様々な施設や場所で広く利用されています。
また、通行できる人が1人ずつであるということも重要です。これにより複数人の不正入場を防止できます。
バーの回転方向は一方向・双方向から選ぶことが可能であり、目的に合わせて設定できます。
認証機能付回転アーム式ターンゲートとは、文字通り回転アーム式ターンゲートにQRコードなどの認証機能が搭載されたシステムです。
指定のチケットやQRコード、ICカードなどを機械に読み取らせなければアームバーが回転しないため、不正入場を防止して適切な入退場の管理を目指すことができます。
どのような媒体を使って認証を行うかはクライアントが任意に選べるため、券売機の内容や種類と合わせてプランニングすると良いでしょう。
センターフラッパーゲートとは、電車の駅の改札口にあるような、左右のフラッパー(羽扉)が電気によって開閉して入退場を制御するタイプのゲートシステムです。
日本全国の様々な場所で活用されており、フラッパーのサイズを工夫することで、フラッパーの下をくぐったり上を飛び越えたりといった不正入場を防止することもできます。
利用実績が多いことからオプション機能なども色々と用意されており、任意の認証システムを連携させることも可能です。
比較的サイズの大きなセンターフラッパーゲートに対して、フラッパーゲートはよりコンパクトにまとめられています。
また、通路板として左右2枚が対となる双翼型のフラッパーでなく、1枚のフラッパーを利用したシングル版を選択することで、設置幅を減少させて同じ面積に複数人用のフラッパーゲートを設置できる可能性もあるでしょう。あるいは、あえて幅を広くして、車椅子の利用者でも通りやすいようバリアフリー化にすることもできます。
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