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中古の券売機を購入するメリット・デメリットについてご紹介します。「少しでも費用を抑えたい」「とりあえず券売機を試したい」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
初めて飲食店を開業する場合や、「とりあえず券売機がどんなものか試してみたい」「費用を抑えて導入したい」という場合は、中古の券売機を購入する方法もあります。
中古の最大のメリットは、やはり新品との価格差です。リースやレンタルよりは高いものの、低価格で導入できる上、自分のものとして期間を気にせず使用することができます。在庫があれば素早く導入できますし、製品を吟味した上で、オプションでメンテナンスもプラスすれば、長く問題なく使うことができるでしょう。
中古品の場合、予算の範囲内で選べる券売機の種類が多くなることもメリットです。
また、新品でシンプルな券売機と同じ価格帯で、中古であっても高性能な券売機を導入できるとなれば、結果的にコスト面でも性能面でも満足度を追求できる可能性もあります。
ただし、中古品の中にはメーカーの保証を受けられないものもあり、不具合が生じてしまわないよう専門業者などで定期的なメンテナンスを受けることが肝要です。
中古機は在庫次第なので、選べる機種が限られます。また、個体によってコンディションが違うので、中には頻繁に修理やメンテナンスを必要とするものも。初期費用が安いぶん、メンテナンスや修理に費用がかかる点もデメリットです。
メンテナンスを見越して、あらかじめオプションで保守サービスを付けることもできますが、商品代金だけでなく、保守サービス代や修理費を上乗せすることで、新品とさほど変わらない金額になってしまう場合もあるので注意して下さい。
中古品の券売機を購入する場合、一般的に現状の券売機をそのまま購入することが多くなります。そのため、券売機としての実用性をさらに高めようとカスタマイズしたり、利用環境に合わせて調節したりといったことが難しい可能性も高くなります。
仮に高性能の券売機を中古で安く購入しても、十分な機能を発揮できないまま使い続けるのは本末転倒です。そのため、購入には単にメーカーや価格、製品のグレードといった特徴だけで選ぶのでなく、実際の導入後の利用フローや利用環境との相性も考えながら製品を選ばなければなりません。
券売機の中古品を購入した場合、購入時の金額によっては経理上で減価償却を行わなければならないでしょう。減価償却を行うことで、耐用年数に応じて毎年、購入費の一部を経費として計上できるようになるため、場合によっては節税対策になります。しかし、そのために経理上の処理や計算が増えることになり、担当者の業務負担が増すといったデメリットもあります。
一方、新品の券売機をリースで導入するような場合、毎月のリース料を計上するだけで良いという点は重要です。
中古券売機の相場は券売機のタイプによって異なります。一般的にボタン式よりもタッチパネル式の方が平均相場は高い傾向があり、ハイスペック機種や最新機種であればさらに金額は上昇するかも知れません。
中古券売機を見つけた場合、新品との価格差も確認しておくことがポイントです。中古券売機には価格面でのメリットだけでなく品質面でのリスクもあり、金額差と信頼性を冷静に比較検討してください。
2021年上期に、新500円硬貨の発行が予定されています。これまでの券売機で新500円硬貨を使用するには、硬貨識別装置の交換が必要です(有償)。新しい機械なら部品の交換だけで済みますが、古い券売機では券売機ごと取り替えなくてはならないことも。
2021年1月現在、中古市場に出回っている券売機は、500円改鋳に対応していないものばかり。せっかく購入してもすぐに改鋳対応や買い替えが必要になってしまうので、今中古品を買うのはやめておきましょう。改鋳を知っておきながら、売りつけてくる悪徳業者もいるので注意してください。
新しい券売機を購入するメリットは数多くあります。例えば、利用条件や利用環境、券売機を利用する客層などに応じて柔軟にカスタマイズや、システムのオーダーメイドを行えることは重要です。また、オプションとして用意されている周辺機器やソフトについても、最新の技術や機器が用意されており、デジタル機器やIT機器、専用システムなどと連携させて一体型のネットワークを構築できることも見逃せません。
すでに専用システムを構築しているような場合でも、新しい券売機であれば既存システムを前提としたUIデザインや環境開発も行えるため、現在の使いやすさやマニュアルを変更することなく、一層に導入メリットを拡充させていくことが可能です。
中古の券売機を購入するメリット・デメリットをご紹介しました。新規でお店をオープンする方や、現在使っている券売機の買い換えで「少しでも安く製品を導入したい!」とお考えの方も多いでしょう。中古品を買う際は、メンテナンスや修理の可能性も考慮して、長期的な試算を行うことが大切です。500円玉効果の改鋳への対応もしっかり考慮して、製品選びを行って下さい。
券売機の製造・販売を行っている会社を13社調査し、「2021年の500円改鋳に対応&導入事例が豊富な3社」をピックアップ(※)。その3社の券売機を費用の安さと機能性で比較してみました。導入事例はホバー(スマホはタップ)すると詳細が確認できます。
※公式サイトに500円改鋳への対応を表記し、導入事例を公式サイト上で公開し、かつ参考価格を公式サイトやポータルサイトに公開している3社。価格は2022年2月時点のものです。