キャッシュレス決済対応の券売機とは?

このページでは、キャッシュレス決済に対応した券売機の特徴や導入時のポイントなどについて、詳しく解説しています。

目次

キャッシュレス決済対応の券売機とは?

キャッシュレス決済対応の券売機とは、クレジットカード払いや電子マネー決済、二次元コード決済といった現金不要の支払い方法に対応している券売機です。

現金を取り扱う必要がなく、釣り銭の返金などが不要になるため、個々の利用者の操作時間を短縮して顧客の回転率を高める効果も期待できます。

キャッシュレス決済に対応している券売機

K2/ブレイン
K2
引用元:ブレイン公式HP
https://blayn.jp/

AlipayやWeChat Payなどアジアで広く利用されているキャッシュレス決済に対応しており、国内外の幅広い顧客層に利用されています。また、日本語、英語、中国語、韓国語の多言語対応により、訪日観光客もスムーズに利用でき、注文が効率化されるため、店舗の回転率も向上。これらの多言語サポートと豊富な決済オプションによって、訪日客やキャッシュレス利用者にも快適で便利な注文体験を提供しています。

種別:タッチパネル式
ボタン数:-
サイズ:398(W)×239(D)×600(H)mm
ディスプレイサイズ:15.6インチ 価格:要問合せ

ブレインの
券売機を詳しく見る

スマレジ/スマレジ

K2
引用元:スマレジ公式HP
https://smaregi.jp/lp/ticket-vending/

種別:タッチパネル式
サイズ:【テーブルトップタイプ】15.6型:295mm×574mm×246mm/21.5型:325mm×680mm×273mm
【フロアスタンドタイプ】15.6型:600mm×〜1380mm×390mm/21.5型:600mm×〜1470mm×390mm

タッチパネルサイズ:15.6インチ、21.5インチ

VALTEX TK-1930/バルテック

K2
引用元:VALTEX公式HP
https://www.free-pos.jp/kenbaiki/tk-1930/

種別:タッチパネル式
サイズ:205mm×360mm×425mm
タッチパネルサイズ:15インチ

タッチ式券売機 Clever KIOSK/GMOカードシステム

K2
引用元:券売機ショップ
https://www.kitchen-t.co.jp/kenbaiki/product/gmo-clever-kiosk%EF%BC%88%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%89/

種別:タッチパネル式
サイズ:430mm×1760mm×140mm
タッチパネルサイズ:公式HPに記載がありませんでした。

券売機 VT-T21Fシリーズ/グローリー

K2
引用元:グローリー公式HP
https://www.glory.co.jp/product/detail/id=1634

種別:タッチパネル式
サイズ:650mm×1,450mm×300mm
タッチパネルサイズ:22インチ

リアレジ/ビジコム

K2
引用元:リアレジ公式HP
https://www.busicom.co.jp/product/rearegi/device/bigtouch.html

種別:タッチパネル式
サイズ:縦画面:270mm×600mm×239mm、横画面:400mm×460mm×239mm
タッチパネルサイズ:15.6インチ

キャッシュレス自動券売機/一水製作所

K2
引用元:一水製作所公式HP
https://www.issui-ss.co.jp/wp/cashless/

種別:タッチパネル式
サイズ:公式HPに記載がありませんでした。
タッチパネルサイズ:公式HPに記載がありませんでした。

キャッシュレス決済の種類

クレジットカード

クレジットカードやデビットカードといったカード決済は、キャッシュレス決済の代表格といえるでしょう。

クレジットカードであれば、一括払いであれ分割払いであれ、その支払いを完了する時点で利用者の財布や口座にお金が用意されている必要がなく、カード会社によっては支払額に応じてポイントが付与されることも。利用者に使い勝手の良さ・お得感を感じてもらえるでしょう。

デビットカードは支払いと銀行口座からの引落を同時に行うカードであり、銀行口座にある以上のお金を使わなくて済むといった安心感があります。

電子マネー

電子マネーとは、データの交換によって支払いを完了する決済システムの総称です。

電子マネー決済を利用するためには、ICチップを埋め込まれている携帯電話やスマートフォン、ICOCAやSuicaといったICカード、また電子マネー決済を実行するスマホアプリなどが必要です。また、スマートウォッチなどウェアラブルデバイスの中にも電子マネー決済に対応しているものがあります。

電子マネー方式ではあらかじめデータとしてお金をチャージしておき、支払時に必要な分だけを支払います。そのため迅速な支払いを完了できて、精算時のサインや暗証番号の入力なども必要ありません。

二次元コード決済

二次元コード決済は、店舗のレジや券売機から提示される二次元コードを読み取り、専用のスマホアプリや対応したクレジットカードなどで支払いを完了させる決済方法です。

二次元コードには店舗の情報や商品情報、請求金額といったデータが連動されており、コードの確認によって支払額などを確認します。また、キャンペーン情報などを紐付けることも可能です。

二次元コード決済には共通規格として「JPQR」も導入されており、今後の発展性が期待されています。

キャッシュレス決済対応の券売機のメリット

釣り銭切れや読み取り不可などのトラブルがない

キャッシュレス決済は文字通り現金を必要としないため、券売機の釣り銭切れといったトラブルがありません。また、汚れたり癖が付いたりした紙幣を券売機が読み取れず、利用者がお金を持っているのに支払いできないといったトラブルを避けることも可能です。

定期的な釣り銭用の硬貨・紙幣の補充が必要ないため、作業員の負担を軽減できるだけでなく、銀行で支払う両替手数料といったコストを削減できることもメリットです。

現金を持っていない人でも利用できる

キャッシュレス決済に対応したスマホやICカードさえあれば、財布を持っていなくても利用できる点は強みです。また、いざお金を払おうとした時に現金が足りないといった状況にも柔軟に対応することができます。

海外からの観光客なども使いやすい

海外からの観光客など、日本円を現金であまり用意していない人もいるでしょう。そのようなインバウンド消費に対してキャッシュレス決済は効果的な機能といえます。

ただし、クレジットカードや電子マネーのブランドなど、国や地域によって使われているキャッシュレス決済の種類も異なるため、非対応のカードブランドなどについては利用できない点に注意してください。

現金が不要なために防犯対策をしやすい

キャッシュレス決済のみに対応している券売機の場合、そもそも現金を回収したり補充したりといった作業が必要ありません。そのため、窃盗や強盗といった犯罪被害を防止できる点もメリットです。

治安の良い日本と違って、海外ではあまり高額な現金を持ち歩かないという人も珍しくなく、そういった文化圏の人にとってもキャッシュレス決済は有用です。

キャンペーン企画などを反映しやすい

二次元コード決済などデータ処理を前提とした決済システムの場合、特別なキャンペーンや割引サービスといったプランを反映させやすいなどのメリットもあります。

利用者の情報収集や分析ができる

キャッシュレス決済対応券売機の中には、POSレジなどと連動して、利用者の顧客情報や所属などを集計・分析してくれるものもあります。

業務中の従業員がお金に触れなくて済む

ネイルサロンやエステサロン、マッサージ店といった「スタッフが顧客へ触れるサービス」を前提とした業種の場合、顧客から「お金を触った手で私に触れて欲しくない」という要望が出るかも知れません。

お金は誰が触ったか分からないものとして、不衛生な印象を持っている人もおり、キャッシュレス導入は衛生面での顧客満足度の向上に役立つでしょう。

キャッシュレス決済対応の券売機を導入する際の注意点

キャッシュレス対応ブランドを確認する

クレジットカードや電子マネーでの決済を導入するとして、それぞれどのブランドに対応しているのかは必ず確認しておかなければなりません。

例えばVISAやMASTERには対応していても、JCBには非対応といったケースもあり得ます。同様に、電子マネーブランドも対応・非対応を確認しなければなりません。

対応ブランドを増やすにはコストがかかる場合もありますが、対応していないブランドのカードや電子マネーは利用できないため、コストとメリットのバランスを検討していきましょう。

必要なキャッシュレス決済の種類とコストのバランスを検討する

キャッシュレス決済を採用するにしても、必ずしも全ての決済方法やブランドに対応する必要はありません。

例えば、中学生や高校生などの学生の利用がメインになる場所であれば、クレジットカードを持っていない人も多く、むしろICカード対応の電子マネーを拡充させることが有利かも知れません。

どのようなキャッシュレス決済を導入することが適切なのか、コストやニーズをきちんと照らし合わせることが重要なのです。

まとめ

キャッシュレス決済は世界中で急速に普及が拡大しており、その種類やシステムは現在進行形で開発・発展が進んでいます。そのため、いつどのタイミングで新しいシステムやバージョンが出るかも分かりません。

キャッシュレス決済券売機はビジネスチャンスの拡大に貢献しますが、新しいバージョンが出た場合にどう対応していくのか、サポート体制なども事前に把握しておきましょう。

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券売機の導入は、人件費削減や業務効率化、キャッシュレス対応を目的とする店舗が多いでしょう。重要なのは、これらの条件を満たしながら、さらに自店舗に適した券売機を選ぶことです。ここでは、省スペース・多店舗・売上管理といった、目的別に3つの券売機メーカーをピックアップ。ぜひ参考にしてみてください。

小規模店舗の
省スペースでも
設置できる

ブレイン株式会社

K2シリーズ
ブレイン(K2シリーズ)商品画像
引用元:ブレイン公式HP(https://blayn.jp/product/k2)
おすすめな理由
  • コンパクトなサイズのため、卓上型にも対応可能。場所を選ばずに設置しやすい
  • インバウンド対応の導入実績が多く、英語、中国語、韓国語の多言語対応で訪日客もスムーズな利用で回転率を高める
納期

離島・遠隔地を除き、
通常の場合最短2~3営業日

大型の商業施設内の
多店舗を管理できる

株式会社寺岡精工

DeliousLio
寺岡精工(DeliousLio)商品画像
引用元:寺岡精工公式HP(https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00415/)
おすすめな理由
  • 異なる店舗の100種以上のオーダーから決済・提供まで非対面で完結する大画面の券売機
  • フードコートや商業施設内の隣接した飲食店情報を1台でまとめて管理
納期

要問合せ

複数店舗のチェーン店で
売上管理ができる

グローリー株式会社

FGK-110/FGK-120
引用元:グローリー公式サイト(https://www.glory.co.jp/product/category_detail/contents_type=25)
おすすめな理由
  • クラウドシステムの連携により、メニュー配信や売上管理といった管理業務を遠隔で実施できる
  • QRコードの決済場所やレシート排出先がLEDランプで光るため、操作に慣れていない人でも使いやすい
納期

要問合せ

【目的別】券売機メーカー3選